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「な」の方言集

相馬地方で使われてきた「な」で始まる方言28語をまとめました。
それぞれの言葉の意味も記載しています。懐かしい表現をぜひご覧ください。

語句 品詞 意味 用例 備考
ながひょろい 形容詞 長くてひょろひょろとしている様。 「このネギながひょろいした~」 「このネギ、長くてひょろひょろとしてるね」
なからげんき 形容動詞 半端な元気。
元気なのか元気じゃないのかわからない様。
なげる 動詞
(下一段)
捨てる。 「ごみを投げる。」 「ごみを捨てる。」
なごい 形容詞 人懐こい。 主に動物に対して使用。
反意語:「かどい」
なじょした 副詞 どうした。何をした。 「なじょったもんだがなぁ。」 「どうしたものか。」
なじょった
なした
なして 副詞 なぜ。どうして。 「なしてだ?」 「どうして?」
なす 動詞(五段) 産む。 「おどなす」 「赤ちゃんを産む」
なずき 名詞 おでこ。ひたい。
なせ 動詞
(五段・命令)
返せ。弁償しろ。 類義語:「まやえ」
なだみ 名詞 涙。
なめこい 形容詞 つるつるしている様。なめらかな様。
なめっこい
なめたがれい 名詞(魚介) ババガレイ。
ならばってる 動詞(下一段) 並んでいる。
なわもじり 名詞 縄をなう。 「今縄もじりしった。」 「今縄をなっていた。」
なんしゃ 指示代名詞+格助詞+
動詞+格助詞
何をしに。 「なんしゃ行ってきた?」 「何をしに行ってきたの?」 「何しさ」の略。
なんだもない 副詞+
打消の助動詞
「毎日暑くてなんだもねぇ。」 「毎日暑くてどうしようもない。」
なんだもねぇ
なんちだべ 副詞+名詞+
助動詞形容動詞型
なんてことだ。
なんだべした
なんでかんで 副詞 どうしても。何が何でも。何はともあれ。
なでかで
なんせかんせ
なんの気してる 形容動詞+名詞+
動詞(完了形)
どういうつもりだ。 「何の気してんだべな~。」 「どういうつもりなんだろうね。」
なんぼ 副詞 いくら。どれほど。
なんぼなんでも 副詞 いくら何でも。